仙台市内の書店に買い物に行ったところ、手書きの新聞が掲示されていました。
震災直後から、中央のメディアでも取り上げられていた「石巻日日新聞」です。
日付が平成23年3月13日なので、自分たちの周りがどうなっているのかさえまったくわからない時期のものです。
新聞の下部に電気のことが書かれていますが、電気はもちろん水道、ガス、そしてガソリン、食料がまったく手に入らない状況で、とりあえず自らの足で動いて集めた情報が詰め込まれています。
自分ももちろんそのような状況を経験しましたが、幸い食料の備蓄もあり、TVも見ることができていました。でもそこから得られる情報は中央からの視点による、地震、津波の被害状況の報告だけで、本当に我々が欲しい物は少なかったです。
同様のことを以後、石巻日日新聞の記者の方も述べられていたようです。
---- いわゆる「被災地」にいて程度は軽いものの「被災者」であった自分なのに
少し忘れかけていたものを、思い返させてくれた出来事でした。
掲載されていたのは、ジュンク堂書店仙台ロフト店 です。
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